コラム「快適住宅のすゝめ」

ペットもヒトも住みやすい家づくりのコツ


この記事は3分で読めます。

bf38ef2db0f47a933ec7a3f119f8e0bd_s

ペットも大切な家族の一員

「ペットとヒトがともに快適に暮らせる家」。ペットと一緒に暮らしているかたであれば、誰もがそうした家を理想とするのではないでしょうか。ペット好きなかたにとってペットは大切な家族の一員です。その家族と楽しく幸せな毎日を過ごすには、双方にとって住みやすい設計、設備などが整った家が必要です。運動不足を防ぐための運動スペース、ペットが落ち着けるスペースを確保するなど、ペットへの気配りを欠かさないことはもちろん、掃除がしやすく、ペットが出入りできないスペースをどこにつくるかといった、ヒト側の導線設計も重要です。そこで今回はペットもヒトも住みやすい家つくりのコツをご紹介します。

ペットと暮らすためにヒトが持つべき心構え

ペットも家族の一員とはいっても、やはりイヌやネコはヒトとは違う生き物です。それぞれの習性もありますので、ヒトとまったく同じ環境では快適に暮らすことは難しくなります。そこでイヌやネコが快適に暮らすための気配りのポイントをいくつかご紹介します。

1.常に整理整頓を心掛ける
イヌやネコは目の前にモノがあれば何でもおもちゃと思って遊んでしまいます。そのため常に整理整頓を心掛け、壊されたり、破かれたりして困るようなものは、しっかりと収納するようにしましょう。

2.換気や温度調節に気をつける
イヌやネコはヒトの何倍も嗅覚が敏感です。ネコで1万~10万倍、イヌにいたっては100万倍ともいわれています。また飼い主ならば気にならないかも知れませんが、来客時などにペットの臭いを気にされるかたは少なくありません。そのため家の中に臭いがこもらないよう、常に換気を怠らないようにします。そしてイヌやネコも人間同様に暑さや寒さに弱い生き物です。特に日中の間、ヒトがいなくなる場合などでも、留守番のイヌやネコが快適に過ごせるよう、温度調節は注意するようにします。

みんなで快適に暮らす「設計」のコツ

ペットと暮らすからといって必ずしも広い家でなければならないといったことはありません。もちろん種類にもよりますが、イヌの場合、散歩をすることで十分運動をさせれば、家の中でおとなしくしています。ネコの場合はキャットタワーやキャットウォークなど横ではなく縦の動きができるように配慮すればOKです。

設計でもっとも注意すべき点は、ゾーニングと動線です。ペットが出入りしてよい場所とダメな場所を柵やフェンスを設置することで明確に分け、それに応じたペットの導線をつくってあげます。イヌであれば、散歩から帰ってきた際に出入りする場所に足洗い場、トイレなどを用意し、そこから近い場所にゆっくりと寛げるハウススペースをつくります。ネコであればペットピット、キャットウォーク、キャットタワーをそれぞれ近い場所に設置し、そこからそれほど離れていない場所に日光浴が楽しめる場所も用意してあげましょう。

みんなで快適に暮らす「設備・仕様」のコツ

次に双方が快適に暮らすための設備や仕様についてのコツです。まず床ですが、できるだけ滑らない素材にします。一般的な合板のフローリングは滑りやすく、ケガの原因にもなります。おすすめの素材はパイン材や杉材などの柔らかいフローリングやコルクです。

また庭がある場合はイヌが思い切り走れるドッグスペースやネコが日光浴できるスペースをつくります。さらにネコの場合は爪とぎ場所も忘れずにつくることでストレスをためにくくなります。ほかにも家の中を走り回ってもケガをしないように柱の角を丸くしておくのもよいでしょう。

ヒトとペット双方が快適に暮らせる家づくりを!

ペットが暮らしやすい家づくりのヒントをご紹介しましたが、ペットの個性によって求められる設備や工夫は異なるので、気になることや要望があれば、家づくりの専門家に相談することをおすすめします。「ペットが出入り禁止のスペースをはっきり示す」「床材を選んで滑りにくくする」「ぶつかって怪我をしないよう柱にも工夫をする」など、ペットに優しい住宅は、人間(特に子どもやお年寄り)が住みやすい家でもあります。人間もペットも住んでいて快適な家づくりを目指しましょう。