コラム「快適住宅のすゝめ」

転勤族のマイホーム購入は難しい?


この記事は3分で読めます。

bf38ef2db0f47a933ec7a3f119f8e0bd_s

転勤があるからこそ「購入のタイミング」が大事

転勤族にとってマイホーム購入は、転勤がない方以上にハードルが高い買い物です。高額であることはもちろん、せっかく購入しても転勤によって住むことができないとなれば、購入に二の足を踏んでしまうのも仕方のないことといえます。しかし転勤族であってもマイホーム購入ができないことはありません。将来設計や資金面の問題もありますが、賃貸とマイホームのどちらが良いかをしっかりと検討し、もしマイホーム購入となれば、しかるべきタイミングで購入することをおすすめします。そこで今回は転勤族にとってのマイホーム購入、そのタイミングについてご紹介します。

転勤族だとマイホームは持てないの?

転勤族がマイホームを持つことを諦めてしまう理由は大きく2つあります。ひとつは転勤によって購入したマイホームに住めなくなってしまうこと、そしてもうひとつが仮に住み続けるとしても、転勤の際に単身赴任になることで家族全員が一緒に住めなくなってしまうことです。

しかし転勤族であろうとそうでなかろうと家族が抱える問題に変わりはありません。子どもが成長し、中学高校と進学していけば、生活環境を安定して勉学に集中させたいと思うのが親心です。また両親と同居している場合、高齢化が進めば介護のための住まいのバリアフリー化も求められるようになります。賃貸であれば、転勤のたびに家族全員で移動できるといった自由度はありますが、家族の成長やライフスタイルの変化への対応が難しくなります。そういった意味では転勤族でもタイミングやその後の賃貸や売却を視野に入れれば、購入するのも決して損になることばかりではないのです。

マイホームを賃貸・売却するという選択もある

世帯主に万が一のことがあった場合を考え、残された家族の帰る場所であり、資産となるマイホームを購入したいものの、家族が離れ離れになる単身赴任はどうしても避けたいという場合、転勤の間だけマイホームを賃貸にするといった方法もあります。これであれば、マイホームを購入しても単身赴任をすることなく、家族全員で暮らすことが可能です。
また、購入した住宅エリアに戻ってくる見込みがなくなれば売却、持ち家が古くなり、売却が難しい場合は更地にして売るという方法もあります。

マイホーム購入のベストな5つのタイミング

それでは、転勤族がマイホームを持つタイミングとはいつなのでしょうか。これは大きく分けて5つあります。

1.子どもの進学
子どもが中学、高校へ進学していくと、転校のたびに編入試験が必要になるなど、大きな負担がかかります。中学から私立へ行くのであれば、小学校高学年、高校で初受験であれば中学1年生がマイホームを購入する良いタイミングです。

2.両親の介護
両親の高齢化が進み、介護までいかなくとも住まいのバリアフリーが必要になった時は、賃貸では難しいため、マイホームが必要になります。

3.ローンが組める限界の年齢
一般的に住宅ローンは30~35年です。自己資金がどの程度あるのかにもよりますが、この返済期間から逆算すれば、遅くとも40~45歳がマイホーム購入の最後のタイミングです。

4.地元や住み慣れた町への転勤が決まった
マイホームを終の棲家とするのであれば、やはり地元や住み慣れた町が一番ではないでしょうか。そうした土地へ転勤になったとすれば、それはマイホーム購入の大きなチャンスです。

5.定年退職後
定年退職してしまえば、もう転勤はありません。特にお子さんがいない場合などはこのタイミングでマイホームを一括購入するのもよい方法です。

マイホーム購入を決断できずにずっと迷ったままでいると、年齢や健康状態などでローン組みができなくなり、購入するタイミングを失ってしまう可能性もあります。マイホームを購入するうえでもっとも重要なことは、「何のために購入したいのか」 という目的・理由を明確にすることです。今回ご紹介したマイホーム購入の5つのタイミングを参考に、転勤族であったとしても、自分はもちろん家族のためにどうすることが一番良いのかをしっかりと考えたうえで結論を出すことをおすすめします。