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コラム

■2018/01/18

住まいには大人は気が付きにくい危険な場所がある!?

この記事は4分で読めます。

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平成28年11月、消費者庁消費者安全課が発表した「子供の事故防止関連「人口動態調査」調査票分析~事故の発生傾向について~」によると、0歳から5歳児の死亡事故発生場所の約60%が住居もしくは道路駐車場となっています。意外に思われる方が多いかもしれませんが、幼児における危険は家の中にも多く潜んでいるのです。そこで今回は子供目線で見る住居を建てるうえで気を付けるべき点についてご紹介します。

意外と多い家の中での子供の事故

冒頭で紹介した調査によると、0歳~1歳児は住宅内での死亡事故が40%を超えていて、2歳児32%、3歳児27%と低年齢になるほど住宅内での死亡事故が多いという傾向があります。また住居内での死亡事故の死因は、窒息についで溺水、転落が多く、浴室やベランダでの事故が多い傾向に。この調査分析からも低年齢になるほど、住居内での子供の死亡事故は多くなっています。0歳児はほぼ外に出ることはありませんので、死亡するのが住宅内ということはわかります。

しかし、0歳から6歳で見ても住宅内での死亡事故は39%です。住宅以外の場所で過ごす時間が増えてくる4歳~6歳児を含めても約40%が住宅内で死亡していると考えると、決して低い数字ではありません。

幼児が住宅内で死亡までいかずとも事故を起こしてしまうことの原因として、住宅内の構造よりも、親の不注意が大きいのではと思われるかもしれません。しかし逆に考えれば事故を起こしやすい場所をあらかじめ考慮したうえで設計することで、不注意を起こしてしまう確率を軽減することも可能になります。

家の中にある特に危険な3か所

では住宅内で具体的に気を付けるべき場所を3か所、そして、それらの場所で事故を防ぐためのポイントについてご紹介します。

浴室
先述した調査によると、過去5年間で浴槽内での事故は165件で、その中でもっとも多いのは1歳児の54件となっており、2、3歳児もそれぞれ約10件と少なくありません。また最近はバリアフリー住宅の普及で浴槽のふちの高さが低くなっていることも珍しくありません。そこで入浴時以外は水を抜き、できれば蛇腹ではない蓋をしておくこと、そして浴室のカギを忘れずにかけておくことで事故の危険を防ぐことができます。

ベランダ
先述した調査で、建物からの転落事故は過去5年間で68件(住居内のみ)。年齢別では自分一人での活動が活発になりだす3~4歳児が多くなっています。戸建て2階の部屋の窓から転落もありますが、多くはベランダからの転落となっています。危険を防ぐためには、手すりの間隔と高さがポイントになります。手すりの間隔は、内法で11cm以下が安全の目安とされています。また高さは3~4歳児の平均身長が90~110cmですので、落下防止のためには80cmが目安となります。さらに幼児がいる場合はできるだけベランダに椅子や台などは置かないように気を付けてください。

キッチン
キッチンは死亡事故こそ少ないものの、幼児にとって住宅の中では非常に危険な場所であることは間違いありません。誤飲してしまう飲食物が多くあること、包丁やガス台などの危険なものがあることがその理由ですが、これらの危険を防ぐには、チャイルドガードを置くことがもっとも手っ取り早いです。ダイニングキッチンなどチャイルドガードを置くことが難しい場合は、子供の手の届く場所に危険なものを置かない、キッチンの出入り口の幅をドア1枚分ぐらいのレイアウトにするなどすることをおすすめします。

子供の目線で家を建てることが大切

実際に子供と同じ目線になって周りを見渡してみると、さまざまな場所で大人ではなかなか気付かなかった危険を見つけることができます。浴室など家を建ててから予防できる場所もありますが、ベランダやキッチンなどは、設計の段階で危険を防ぐことが可能です。まだ子供がいない、もしくは生まれたばかりであっても、今後の成長を見越したうえで設計をすることが、将来にわたって安心して暮らすことのできる住宅を建てるポイントになります。

親の目が行く届かなくなりがちな外に比べ、住宅内は安全だと思われているかたは多いかもしれません。しかし、住宅内も子供目線で見れば実は危険なポイントは少なくありません。ロジックではそうしたポイントも考慮したうえで、家族が安心して暮らせる危険の少ない注文住宅を作ります。

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