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コラム

■2018/05/22

住宅業界にもインスタ映えの波?フォトジェニックの家

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住宅においても気にされるようになったインスタ映え

住宅業界にもインスタ映えの波?フォトジェニックの家

2017年に世間を席巻した「インスタブーム」は多くの方がご存知でしょう。「インスタ映え」がユーキャン流行語大賞を受賞したのも記憶に新しいと思います。そして、このブームは2018年になっても衰えることを知らず、InstagramというSNSは現在でも若い女性を中心にコミュニケーションの要となっています。そして、最近では住宅に関してもインスタ映えが気にされるようになってきているそうです。しかし、家は本当にフォトジェニックであることが求められているのでしょうか。

2017年に流行語大賞となりブームが続くインスタ映え

もともと、写真共有SNSとして2010年にスタートしたInstagram。素人が撮影した写真でもさまざまな加工が簡単にでき、見栄えのよい写真にできることもあって日本語アカウントが開始される2014年の前からも一部では人気のアプリでした。しかし、本格的に普及したのは2016年も後半に入ってからで、アクティブユーザーが12月に1,600万人、そして翌年2017年10月には2,000万人を超えています。

通常、流行語大賞を取るほどにブームが盛り上がると、その後は人気も落ち着くものですが、Instagramに関してはその限りではありません。その理由として考えられるのが、今でもInstagramの中心ユーザーである20~40代女性が、「ハッシュタグ検索」を流行や情報の入手手段として活用しているからです。

特にグルメ、ナイトスポット、ファッションなど20~40代女性をターゲットとしたモノで多くの流行がInstagramに投稿された写真から生まれています。そして、それらの人気投稿は「ハッシュタグ検索」によって広まっており、現在ではgoogleでググるよりもハッシュタグ検索の方が流行を把握できるとすら言われています。

住宅においてもフォトジェニックな造りは人気の傾向に

そして、このブームは今、住宅の世界にも領域を広げつつあります。雑誌やテレビなどで「インスタ映えする外観の住宅」といった特集を見たことがある方も多いのではないでしょうか。Instagramでも「住宅」や「外観デザイン」で検索するとさまざまな住宅の外観が投稿されています。

前項でInstagramの中心ユーザーは20~40代の女性であり、その世代をターゲットとした企業が積極的にInstagramで情報を発信していることをお伝えしました。住宅業界においてもインスタ映えを意識した外観デザインを施すことで、結婚・子育て・住宅購入のコア層であるこの世代にアピールするケースが増えているようです。

インスタ映えを意識する世代は、周りからどう見られているかが評価基準の1つになるため、住宅においても、見栄えのよい外観デザインであることは、家を購入するうえで重要なファクターとなります。そういった意味でファッションやグルメと同様に、住宅でもフォトジェニックな造りが人気となっても何の不思議もありません。

重要なのは“写真写り”ではなく自然や景観との調和

住宅業界でもブームを起こしているInstagram。確かに他人の目を引くフォトジェニックな家は注目を集めるでしょうし、羨ましがられることもあるでしょう。特に外観デザインは周囲の人はもちろん、自分も一番良く目にする部分ですから、気に入ったものを選ぶことは決して間違いではありません。

しかし、人々の暮らしにおいてその時の流行りだけに左右され、外観の写真写りだけで選んでしまうとすれば、それは考え直す必要があるかもしれません。重要なことは、周囲の自然環境や近隣住宅との景観の調和を大切にすることでしょう。なぜなら住宅における景観の良さはその家単体だけで醸し出しているわけではないかです。周辺とうまく交わり、その一帯とのコントラストも踏まえたうえでインスタ映えを気にする――それが今後、魅力的な家を建てるうえでの1つの基準になるかもしれません。

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