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コラム

■2018/05/23

日本の古き伝統と先端の洗練さを併せ持つ和モダンの家

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今、注目を浴びている「和モダン」とは?

日本の古き伝統と先端の洗練さを併せ持つ和モダンの家

2020年に開催される東京五輪において、開会式、閉会式などを開催するメイン会場となる新国立競技場。そして、その建築を担当した隈研吾氏をご存知でしょうか。国際的に活躍する建築家で「和の大家」と異名を持つように、「和」をイメージしたデザインを得意としています。この隈研吾氏に代表される現代風のスタイリッシュな建物に和の要素を取り入れた「和モダン」が今、が人気を博しています。これからの時代において和の持つ魅力は、どのように住宅に還元されていくのでしょうか。近年の住宅事情を紐解いていきます。

和モダンとは和風と欧風デザインの融合

和モダンといっても、和風と何が違うのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。和モダンとは、和風ならではの侘び寂びの心を活かしつつも、現代の生活スタイルに合わせた欧風デザインを柔軟に取り入れたスタイルを指します。

私たちは日本人ではあるものの、実は純和風の住宅に住んだ経験がある方はそれほど多くないかもしれません。畳のある部屋で絨毯をしいていたり、外観は和風ながら、一歩家の中に入ると洋間中心のデザインだったりと、以前から和風、洋風をミックスした家で育ってきたかたは少なくないでしょう。

和モダンとは、その流れを汲み、さらに現代風にアレンジされたものです。基本的には欧風のデザインをベースに日本らしい自然が持つ素材を活かしたシンプルなつくりが大きな特徴になっています。たとえばソファやダイニングテーブルがあるリビングの一角に掘りごたつや囲炉裏を設置する。また壁の一部に和漆喰風の塗料を使って床の間的なスペースをつくるなど、現代の中にもどこか懐かしい落ち着いた雰囲気を感じさせるのが、和モダンのスタイルです。

隈研吾に代表される木材を取り入れた美しい建築

和モダンは欧風デザインをベースにしながらも、日本らしい木材を効果的に取り入れた美しい建築であることが、現在の住宅業界でも人気を博している理由だと言えます。その中でも木材を使ったデザインの代表的なものを紹介します。

その1:格子戸
玄関はもちろん、家の中の扉や間仕切りを格子戸にすることで、開放感のある空間をつくれます。格子戸の魅力はさまざまなデザインが可能な点です。光を取り込みたい箇所には横格子、外からの視線を遮りたい箇所には連子格子など用途や好みで趣のあるデザインが楽しめます。

その2:梁出し天井
古民家で見られる梁出し天井も和モダンではよく使われるデザインの1つで、天井の板を外し、中の梁を露出させるものです。新品の木材ではなく、あえて古民家の梁に使われていた木材を再利用することで、絶妙な風合いや色合いを出すことができます。また、それだけではなくむき出しの梁に照明を設置し、和漆喰風の壁を照らせば、さらにモダンなイメージを演出できます。

現代的なカッコよさの中にも和のエッセンスを

重量鉄骨や鉄筋コンクリートなどの構造の家が増え、日本特有の木材を活かした家は少なくなってきています。しかし、そうした木造の利点を残しつつ、現代的なデザインを取り入れた和モダンは、新しいながらもどこか懐かしさを感じさせてくれます。そういった意味でも今後も日本人から大いに支持を集まる可能性が高く、日本の新たなスタンダードになるかもしれません。

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