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スタッフブログ

■2019/06/11

松山建築設計室の作品視察ツアー

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「心地よい空間・心地よいデザイン」を巡る
5月17日、私たちロジックスタッフは福岡の「松山建築設計室」さんの作品を見学するツアーに参加させていただきました。病院やランドスケープデザイン、大邸宅など比較的大掛かりなものを手掛けられるイメージの松山建築設計室

ですが今回視察させていただいた2つのお宅は決して手の届かない大規模建築ではなく、限られた土地・資金の中で想像以上の住まいを実現した住宅建築です。建築家の松山先生のレクチャー付きという贅沢な企画のこのツアーに、弊社からは13名のスタッフが参加しました。

五感で「川」を近くに感じる住まい
1つ目は川沿いに建つ25坪の平屋。お施主様は川を感じられる住まいを実現しようとこの土地を購入されたそうです。でも松山建築設計室が提案した住宅は一切川の景色を見せない間取り。「川の景色を切り取ると、向こう岸にある余計な景色(大型看板や幹線道路)まで入り込んでしまって美しくないのです。音で川を感じてもらえるようご提案しました。

確かに、川の景色は見えずとも、その音やにおい、風、日光を豊かに感じられる空間になっていました。中庭から見える景色は、川の遥か遠方に見える美しい山々の光景でした。景観を
あえて利用しないリビング空間の心地良さは、五感を働かせて毎日を豊かにします。
ディテール、風土、四季、配置、暮らしをデザインした設計は圧巻でした

まるで長屋?住居兼店舗にはゾーニングを取り入れて
2つ目の作品は中心部から少し外れた郊外にある屋根裏付きの平屋。写真スタジオ兼ご夫婦のお住まいです。味のある古い木造住宅が並ぶ街並みの更にその奥に建つそれは、木で組まれた柔和かつ大胆な印象を持たせる大きな平屋で、まるで安藤忠雄の「住吉の長屋」を彷彿させるような部屋構成になっていました

スタジオと住居部分を繋ぐのは、気持ちのいい風が吹き込む壁のない半屋外空間。気候の良いこの土地の性格だからこそ成り立つ、自然と共に暮らす住宅です。近隣に観光客の多いカフェがあり、お店のフリースペースと勘違いされることもしばしばあるそう。それぐらい、居心地のいい空間ということかもしれません

また、広い土地を活かして大きなお庭づくりをしたいというのが施主様の要望でした。しかし外構まで整えようとすると予算を越えてしまします。そこで今回は住宅本体の配置で内庭と外庭と平屋を上手くゾーニングし、希望を叶えたそうです。限られた予算の中で、空間の使い方、お施主様の暮らしをデザインした設計はさすがでした

施主様が本当に求めているものを読み取ること。
その土地のポテンシャルを最大限に活かすこと。
いつまでも価値のある住まいをつくること。
私たちの目指すべき、あるべき姿勢を改めて見られたように思います。研ぎ澄まされたコンセプトが素敵でした。参加したスタッフも「より良質な建築を提案したい!」という欲求が高まり、ひとりひとりの創作意欲が刺激されました。今後の仕事にぜひ活かしていきたいと思います。

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