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■2019/12/16

最終回!クマモト市民大学C.School(第10回)が11/26に開催されました

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私たちロジックの公開型社員研修「C.School」は、11/26に行った第10回をもって一旦終了です。
これまでご参加いただいた多くの方と学びを共有でき、私たちにとっても素晴らしい経験でした。

さて、記念すべき最終回を飾るゲストプレゼンターは、
これまで会場を提供していただいた早川倉庫の早川祐三さんと、
日本酒ソムリエの人見久美子さん。

最終回の講演内容を以下にまとめています。

移ろいゆく街の中で、人々に「古い」ことの価値を示したい

早川倉庫のある古町エリアは、加藤清正が熊本城築城の時につくった町人の街400年以上もの歴史がある城下町です。
早川倉庫のある万町の他、紺屋町、魚屋町、中唐人町など、碁盤の目のような町割りが特徴で、正方形の区画ごとにお寺が1つずつあり、その回りを町屋が囲んでいます。いえ、今は「いました」と言った方が正確かもしれません。
明治から大正の時代には多くの商店やデパート、娯楽施設が建ち並び、熊本の商業、経済の中心として栄えたそうです。

早川倉庫は、明治10年に建てられた齢140年超えの大型木造建築。変遷は先日ここでもお伝えしたので割愛しますが、現在は貸倉庫業の傍ら、イベントスペースとしての貸し出しもされていますマルシェやライブ、演劇など、この空間に魅了された人が集まり、文化の発信拠点として知られるようになりました。

その仕掛け人が、今回のプレゼンターの早川祐三さん
代々守り継いできたこの建物を新しい形で利活用することで、周辺の町屋の所有者へ古い建物が投資の対象となることを示したいと言います。

早川さんはまず、使っていなかった2階スペースの掃除からはじめました
1人ひたすら床の雑巾がけをして、それから老朽化しているところを直したり、壁の補強をしたり、時間をかけてすべて自分の手で直していったそう。
そういった地道な努力の先に、今の早川倉庫があるのでしょう。

また、震災後、解体予定だった築180年の町屋を親戚から譲り受け、ゲストハウスとして再生しました。「施工の専門知識はなくても、今はネットで調べたら方法がすぐに出てくるし、時間をかければなんとかなります」と早川さん。これも全て、時間をかけて自分の手で。1日1組限定のスタイルで、稼働は9割を超えるそう。現在は2棟目のオープンに向けて、急ピッチで改修に勤しんでいるといいます。

早川さんを突き動かすのは、生まれ育った街の風景が急速に様変わりしていくのを少しでも食い止めたいから
古町エリアの町屋はかつて400軒近くあったものの、熊本地震以降その多くが解体され、跡地はコインパーキングや月極駐車場への転用が進んでいます。古い建物が減っていくのには、経済的なこと、法律面、後継者問題、相続など、要因は様々です。
ただ、一番の要因は「所有者の意識」。周囲の人の意識を変えるため、所有者の1人として早川さんは自らアクションを起こし、今日も奮闘されています。
建物をつくる者として、街をつくる者として、私たちも大いに考えさせられました。

 

「好きなことを仕事にする」ためのマイルール

もう1名のゲストプレゼンターは、人見久美子さん
東京とNYで経験を積み、グラフィックデザインを中心に、国内外のローカルブランドや企業のデザインなど、幅広いジャンルのデザインを手がけられています。2005年、2010年と2度グッドデザイン賞も受賞。そしてここ数年は、「日本酒ソムリエ」としての活躍も増えてきています

元々、ただただ日本酒が好きだったという人見さんに「好き」を仕事にするマイルールについて伺いました。

日本酒は、使うお米、水が変わるとそれだけで大きく味が変化するもの。そんな日本酒の持つ奥深さとその可能性に興味を持ったそう。
そして、「もっと日本酒について詳しくなりたい」と強く感じたきっかけは、彼女が招待されたあるパーティーでした。
海外の方が多く集うパーティーといえば、シャンパンやワインが主流。
そこに大好きな日本酒を持って行ったところ、ほとんど口にしてもらえなかったのだそう。圧倒的な日本酒の知識不足を感じ、もっと日本酒の魅力を伝えられるようになりたい!と思ったと言います。

ちなみに人見さんはバイリンガル。日本酒の勉強は当然のこと、得意の英語を活かして「国際利酒師」という資格を取得します。そうして日本酒について詳しくなっていくにつれ、交友関係の輪も広がっていきました。
例えば「人見さん=日本酒の人」という認識が周囲にも広がり、酒蔵の人を紹介してもらい、そういったご縁から日本酒品紹介のゲスト審査員に選ばれたりと、思いも寄らない出会いもあったといいます。
そしてついに、日本酒のラベルデザインの依頼が。「すべてが繋がった!」と思った瞬間だったそう。

さて、そんな人見さんなりの「好き」を仕事にするためのマイルール。

まず、必要なことは、
①自分にしかない強み(人見さんでいえば英語)を見極めること
②自分の直感を信じること
③情熱を声にすること

そして、やってはいけないことは、
①人と比べること
②ネガティブな意見に耳を貸すこと(過去の事例にとらわれない)

とかく日本人は安全志向が強すぎるのか、ネガティブな面にとらわれることが多いと言います。強みに率直に、直感に素直に。「好き」に穿ったものを持ち込まないことが、仕事につなげる道なのかもしれません。

毎回、C.Schoolにご登壇いただいたゲストプレゼンターの方々から、あるいはご来場のみなさんの反応から、私たちはたくさんのことを学ばせていただきました。

今回で一旦最後となりましたが、またいつか、何らかの形で、みなさんと共に学べる機会をつくれたらと思います。

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