コラム
2021/04/23
くまもとアートポリスを知っていますか?
熊本にお住まいの皆さんは、一度は聞いたことがあるかもしれない「くまもとアートポリス」。しかし、詳しくは知らない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、熊本の建築にまつわる、実はすごい取り組み「くまもとアートポリス」についてご紹介したいと思います。
くまもとアートポリスとは
くまもとアートポリスの情報配信サイトでは下記のように説明されています。
熊本県下を舞台に豊かな自然や歴史、風土を活かしながら、後世に残り得る文化遺産としての優れた建築物を造ります。
人々の都市文化、建築文化などへの関心を高め、地域の活性化に資する熊本独自の豊かな生活空間を創造します。
(引用:KAPis HP https://kumamoto-artpolis.com/what/ )
つまり考え抜かれた設計によって、価値ある建築を増やしていこうという取り組みです。他の都府県などでも、このような建築にまつわるプロジェクトが、知事の指示によって行われたことがあります。しかし、熊本のように前任の知事が任期を終え、知事が変わってもなお引き継がれているのは熊本だけです。熊本が誇れる文化の一つといえそうですね!
建築のまち
熊本に住んでいらっしゃる方は、お住まいの近くに特徴的な建物をみかけたことはありませんか?その中にはくまもとアートポリスによる建築もあるかもしれません。実はこの「くまもとアートポリス」、伊東豊雄さんや安藤忠雄さん、篠原一男さんなど日本の有名な建築家も数多く参加しています。そこで、熊本県内にある有名建築家が設計した建築をいくつかご紹介しようと思います。
熊本中央警察署
熊本市中央区中心市街すぐ近くにある中央警察署。なんといっても特徴は正面から見たときのT字型です。前面はガラス張りで、筋交いと呼ばれる補強材も方向を揃えられています。
こちらの建築は、篠原一男さんといういわずと知れた建築家による設計です。
(熊本中央警察署紹介ページ:https://www.pref.kumamoto.jp/site/police/8661.html )
県立装飾古墳館
こちらは山鹿市にある、建築家・安藤忠雄さんによる建物です。
安藤忠雄さんは鉄筋コンクリート造を得意とされていて、今回の県立装飾古墳館も鉄筋コンクリートの建築となっています。円形が特徴的な建築です。周辺を一望できるように設計されています。
(県立装飾古墳館HP:https://kofunkan.pref.kumamoto.jp/index.php )
八代市立博物館 未来の森ミュージアム
こちらは八代市にある博物館です。この建築は建築家・伊東豊雄さんによる設計です。八代市内の賑わいある小高い丘の上に建っており、すごく存在感のある建築です。
(八代市立博物館 未来の森ミュージアムHP: http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/index.jsp )
まとめ
以上、くまもとアートポリスをご紹介いたしました。いかがでしたか?くまもとアートポリスでは他にも沢山の特徴的な建築が建てられています。建築家が考える設計は、理にかなった面白いものばかりです。中に入れる施設もあるので、建築家がつくった空間を肌で感じ、どうしてこのような形になったのか考えてみるのも楽しいのでおススメです。熊本県庁のHPでは建築を回るルートなども紹介されているので、この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ実際に足を運んでみてください。(熊本県庁 くまもとアートポリストップページ https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/115/85889.html )
さて、今回のコラムでは、建築家が設計した建築をご紹介いたしました。ロジックでは、数多くの住宅を手がけてきた建築家による、設計に関するセミナーも行っています。どんな人に設計を頼んだらいいのか、どのように理想や要望を伝えたらいいのかなど、デザイン性の高い家づくりをしたい方に是非ご参加いただきたい内容になっています。
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