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■2018/06/27
子どもとのコミュニケーションを大切にする間取りとは?
この記事は3分で読めます。
家族間コミュニケーション向上のポイントは間取りにあり
長く生活の拠点となる家では、家族とかけがえのない時間を過ごすことでしょう。しかし、そんな家族にとっての憩いの場である自宅も設計次第では、親子の間のコミュニケーションが不足し、親がきちんと子どもに向き合う時間が取りづらくなるケースもあるそうです。お子さんが小さい頃はもちろん、将来的にも親子で意思疎通が図れ、コミュニケーションが取れる空間にするためには、どんなことを意識すべきでしょうか。今回は子育てに欠かせない、コミュニケーションを重視した間取りについて考察しました。
子育てで大切なのは日々の接点の機会を増やすこと
個人差はあるものの、お子さんが小学校低学年の頃までは、親子で常に一緒に過ごすことに抵抗を感じることは少ないかもしれません。しかし、小学校も高学年になり、自我が形成され始めると、少しずつお子様が1人で過ごす時間が増えるようになります。自分専用の部屋を欲しがるようになる時期もこの頃からではないでしょうか。
1人の時間を欲しがることは一種の成長であり、決して悪いことではありません。しかし、だからといって親との接触時間を極端に減らしてしまうとコミュニケーションが希薄になります。1人の時間がしっかり確保しつつ、親子のコミュニケーションもきちんと取れるようにするためには、家の間取りを工夫することが重要になります。ポイントとしては長時間でなくても短時間の接触機会が多くなる間取りを目指すことです。
お子さんがある程度の年齢になった時のことを考え、挨拶程度でも構わないので小まめに関わり合いが持てる間取りにすることで、親子間の意思疎通は十分に図ることができます。
顔を合わすことなく子ども部屋に行ける造りは危険
親子間のコミュニケーションが希薄になる原因として、玄関から自分の部屋に直接行ける造りであることが挙げられます。そのため、子ども部屋に行く際は必ずリビングを通るような間取りが望ましいでしょう。リビングを経由することで一度は顔を合わせられるので、親側としてもそのタイミングで話しかけることを意識すれば、ちょっとした日々のコミュニケーションを積み重ねることができるでしょう。
しかし、子ども部屋までの経路にリビングを配置することは、子どもとのコミュニケーションを育むという点では間違いではありませんが、そのせいで生活動線が悪くなる場合もあります。そのため、別の方法としては、リビングを吹き抜けにして2階の廊下を見渡せる設計がおすすめです。この間取りであれば生活動線に影響ないうえ、お子さんとの接点を減らさずに済みます。
また1階と2階の間に踊り場をつくりそこを子ども部屋にする、2階の廊下を広く取り眠る時以外は自分の部屋ではなくそこで勉強したり、遊ばせたりするのもおすすめです。ポイントは親と子どもが互いに適度な距離は取りつつも、どこにいるかを把握できること。お互いが身近にいることを感じられる間取りは自然なコミュニケーションを生むきっかけになるはずです。
吹き抜けやリビングは家族団らんを意識した構造に
子どもが自分の部屋に閉じこもり、生活を自己完結できてしまうような構造の家は正直言って、情操教育においても望ましくありません。「子ども部屋を与えても、勉強はリビングでやるようにする」「子ども部屋にテレビを置かず、テレビはリビングで見るようにする」など子どもが長時間部屋に引きこもらないような工夫をすることが求められます。
家族の大小にかかわらず、きちんと家族が顔を合わせる造りにすることでコミュニケーションは自然と発生していくものです。そのため、子どもを一人前に育て上げるために教育に熱を入れることはとても重要なことですが、間取りの観点からも子育てを意識すると良いかもしれません。